長野計器―スイスの測定器メーカーを買収―

長野計器は4月24日、スイスの計測機器メーカー、リューガー・ホールディング(RHSA)を完全買収すると発表した。製品ポートフォリオを拡充し、販売を増やすことが狙い。

米子会社アシュクロフト-ナガノ・ケイキ・ホールディングス(ANKH)の傘下企業である独アシュクロフト・インスツルメンツを通してリューガーの全株式を譲り受ける。買収金額は1,030万スイスフラン。

RHSAは電子式温度センサー、バイメタル式・ガス圧式温度計など温度測定機器の有力メーカーで、スイス、フランスで強いブランド力を持つ。2018年12月期の売上高は2,264万フランで、営業利益28万フラン、純利益21万フランを計上した。

長野計器は同社の買収により、石油化学、バイオテクノロジー、ディーゼルガスなどの市場分野で、従来の圧力関連の製品に加え温度関連の製品も提供できるようになることから、販売増が見込めるとみている。

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