独経済3四半期ぶりプラス成長、1~3月は0.4%に

ドイツ連邦統計局が15日発表した2019年第1四半期(1~3月)の国内総生産(GDP)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期比0.4%増(暫定値)となり、3四半期ぶりにプラス成長を確保した。内需が好調で全体が押し上げられた。

建設投資と設備投資、個人消費が大きく伸びた。政府最終消費支出は減少した。輸出は増えたものの、輸入も増加しており、外需はGDPのけん引車とならなかった。

GDPは昨年第3四半期(7~9月)に前期比0.2%減となり、14四半期(3年半)ぶりにマイナス成長へと転落。第4四半期(10~12月)もゼロ成長にとどまった。通商摩擦のほか、欧州連合(EU)の乗用車排ガス検査方式の変更が響いて車両生産・販売が落ち込んだことが背景にある。

第1四半期のGDPは前年同期比では実質0.7%増(物価・営業日数調整値)となった。増加幅は前期の同0.6%をやや上回っている。

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