卸売物価の上げ幅4カ月ぶりに縮小、5月は1.6%に

ドイツ連邦統計局が14日発表した5月の卸売物価指数は前年同月比1.6%増だった。上げ幅は前月の2.1%から0.5ポイント低下。4カ月ぶりに縮小した。最大の押上げ要因である石油製品の上昇率が前月の7.8%から5.2%に低下したことなどが反映された。スクラップ・リサイクル材料(6.2%減)とコンピューター・周辺機器・ソフトウエア(3.6%減)は大きく落ち込んだ。

上げ幅が特に大きかったのは家畜・ペットで、11.2%に上った。穀物・葉たばこ・種子・飼料(7.2%増)、果物・野菜・じゃがいも(3.6%増)も平均を大きく上回る伸びとなった。

卸売物価は前月比では0.3%増となり、上げ幅は前月(0.6%)の半分にとどまった。石油製品は2.5%増だった。

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