化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は13日、塗料分野で人員削減を行うと発表した。自動車業界からの需要が低迷しているため。同社は昨年末に大幅に落ち込んだ中国自動車業界からの引き合いが今年はやや回復すると予想していたが、第1四半期も引き続き弱含んだことから、従業員を整理する。現時点で業績予測の下方修正は考えていない。
塗料事業の統括拠点である独ミュンスターの従業員2,400人のうち200人を削減する。人員整理は定年退職と希望退職を通して行う考え。塗料分野の従業員数は世界全体では1万1,000人に上る。