Volvo Cars:ボルボ・カーズが米ウーバーと自動運転車を開発、SUV「XC90」をベースに

スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズは12日、米配車サービス大手のウーバー・テクノロジーズと共同開発した自動運転車両を発表した。ボルボの大型SUV「XC90」をベースに、ウーバーの自動運転技術を搭載している。ウーバーは将来的に完全自動運転の無人タクシーを展開する計画で、今回の車両開発は実現に向けた第一歩となる。

当該の「XC90」は、ハンドルとブレーキ機能に複数のバックアップシステムとバッテリーの予備電力を備えており、不測の事態には即座に車を自動停止させる設計となっている。また、車体上部には自動運転に必要な各種センサーを搭載し、市街地での安全な走行を可能にしている。

両社は2016年に自動運転車の開発で提携した。これに基づき、ボルボはウーバーに対し19~21年にかけて自動運転機能に対応したベース車両を数万台供給する。

ボルボは2020年代初頭に最新の自動運転モデルの市場投入を計画しており、今回の「XC90」のコンセプトを踏襲していく方針だ。

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