トルコのバイラクタルラル・グループのブルガリア子会社で、自動車部品製造を手がけるオデロ・ファルバはこのほど、トラキア経済区(TEK)に研究開発(R&D)センターを開設した。乗用車用照明機器の開発促進が目的。当初10人を雇用し、年内に20人、3年以内に40人に増員する。同社がTEKに建設しているメルセデスベンツ車向けのテールランプ工場はほぼ完成しているという。
同社は昨年6月、約4,000万レフ(2,040万ユーロ)を投じてTEKに施設面積2万3,000平方メートルの工場を着工した。今回のR&Dセンターも同投資計画の一環となる。
バイラクタルラルは2011年にドイツの自動車部品メーカーだったオデロを買収した。トルコ、スロベニア、中国、ドイツに自動車部品の生産拠点を持つ。メルセデスベンツ、フォルクスワーゲン(VW)、アウディ、BMW、ルノー、トヨタに製品を供給しており、2017年の売上高は4億6,100万ユーロだった。