米マスターカードは6日、北欧の決済サービス会社ネッツの企業向けサービス事業の大半を買収することで合意したと発表した。買収額は28億5,000万ユーロ。マスターカードによる買収としては過去最大規模となる。
買収するのは企業向けの即時決済、電子請求書発行サービス事業など。2020年1~6月期の買収手続き完了を予定している。
ネッツはデンマークに本社を置く企業。従業員は約3,500人で、240行を超える銀行に決済サービスを提供している。
マスターカードは企業や政府機関などを対象とする総合的な決済システム事業を強化するため、今回の買収を決めた。