Commerzbank:独コメルツ銀、ポーランド子会社mバンクを売却か

ドイツのコメルツ銀行がポーランド子会社mバンクの売却を検討している。事業再編費用の捻出が目的。25日と26日の取締役会、監査役会の会合で最終決定する。

mバンクはワルシャワ証券取引所に上場しており、時価総額は約31億ユーロに上る。コメルツ銀の保有株69.3%は20億ユーロ強の価値がある計算だ。売却益は成長の見込める戦略分野(モバイル事業)への投資や人員削減経費に充てられる。

mバンクはグループのサービス革新のけん引役を担うとともに、安定的な収益をあげてきた。同行を手放せば、コメルツ銀の失うものも大きい。

mバンクは昨年末現在の個人顧客数が570万人、法人顧客数が2万3,000社に上った。昨年の売上高は11億ユーロ、税引き前利益は3億4,600万ユーロだった。

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