再生エネの発電シェア46%に拡大

ドイツ連邦統計局が20日発表した第2四半期(4~6月)の国内発電量は前年同期比4.5%減の122.7テラワット時(TWh)へと縮小した。二酸化炭素(CO2)排出量の多い石炭発電が24.3%減と大幅に縮小したことから全体が大きく落ち込んだ。在来型発電が12.1%減となる一方で、再生可能エネルギー発電は6.5%伸びており、再生エネのシェアは前年同期の41.3%から45.9%へと大きく伸びた。

再生エネでは風力の増加幅が最も大きく、13.6%に上った。太陽光とバイオガスもそれぞれ3.2%、1.0%増えている。

在来型発電では石炭のほか、原子力も5.5%落ち込んだ。ドイツは原発廃止政策に基づき、稼働停止となる原発が増えていることから、同発電量は年々、減少している。

天然ガスは43.8%増となり、在来型発電のなかで唯一大きく伸びた。

発電量に占める各電源のシェアをみると、最も大きいのはこれまでに引き続き石炭で、29.3%に上った。これに風力が19.9%で続く。3位以下は太陽光(13.2%)、原子力(12.1%)、天然ガス(10.5%)、バイオガス(6.0%)となっている。

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