ハンガリーが医療分野の研究を奨励するため、特別基金の設立を計画している。パルコヴィッチ・イノベーション・テクノロジー相が18日、医学部を備える国内の4大学の関係者と会談した後の記者会見で明らかにしたもので、2021年に運用を開始する見通し。同時に、大学の研究環境も抜本的に整備する方針だ。
パルコヴィッチ同相は、理論と実地を学ぶ医療専門学部では資金調達の透明性と持続可能性を高める必要があると指摘した。4校の付設大学病院による委員会も設立する。レンジェル医療経済担当局長によると、政府が11月に医療産業の新戦略の議論に入るもようだ。
イノベーション・テクノロジー省はまた、大学の国際化にも力を入れる。パルコヴィッチ同相によると、外国人学生は現在3万5,000人で、全体に占める比率は8%。これを国内外レベルでの大学提携の強化を通じて15%に拡大したい考えだ。