ドイツ連邦統計局が10日発表した8月の住宅建築価格は前年同月比を4.1%上回った。上げ幅は前々回調査(2月)が同4.8%、前回(5月)が4.7%と縮小が続いているものの、需給のひっ迫を背景になお高水準にある。
8月の上げ幅を部門別でみると、建築物本体(内装を除く)は4.2%に上った。本体コストの大部分を占めるコンクリート作業とレンガ積みでそれぞれ4.1%、4.2%を記録。掘削・土盛は同5.9%、屋根ふきは4.2%だった。
内装の上げ幅は4.0%と、建築物本体を下回った。
建設(建築・土木)価格は住宅以外の分野でも大きく上昇しており、上げ幅は道路で5.5%、オフィスビル、商工業施設(オフィスビルを除く)、メンテナンスでそれぞれ4.1%に上った。(表を参照)