ハンガリー中央統計局(KSH)が8日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.8%増となり、上げ幅は前月から0.3ポイント縮小した。インフレ率の低下は4カ月連続。
品目別にみると、自動車燃料を含む「その他の製品」が前月の0.1%増から1%の減少に転じたほか、「耐久消費財」も1.4%減少して全体を押し下げた。上昇幅が大きかったのは「アルコール飲料・たばこ」(8.4%)、「食品」(5.1%)、「サービス」(3.4%)。「衣類・靴」(0.6%)、「燃料・電力」(0.7%)も値上がりした。
価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率(季節調整済み)は3.9%で、前月から0.2ポイント上昇した。
同国のインフレ率は昨年10月の3.8%から12月には2.7%まで低下した後、今年4月に3.9%まで上昇していた。