仏自動車大手のルノーは11日、米グーグルの自動運転開発子会社ウェイモと共同で、パリ市および周辺地域で自動運転車によるモビリティサービス事業を開始すると発表した。フランス政府が資金を拠出する試験事業「EVRA」(自動運転車の道路走行試験)の一環となる。当初はロワシー=シャルル・ド・ゴールとラ・デファンスの間で実施する。
ルノーはEVRAに、革新的な自動車技術を開発するプラットフォーム「PFA」を通して参加する。今年6月にはウェイモおよび日産自動車と無人運転車サービスの開発で提携しており、今回発表した取り組みはその一環となる。
ルノーはまた、今後数年以内にパリ近郊のイル・ド・フランス地域でも市民や旅行者向けに有益な新サービスを提供するとしており、既存の輸送サービスを補完することを目指している。