コンチネンタル―樹脂ホース製造の伊社買収―

自動車部品大手の独コンチネンタル（ハノーバー）は13日、樹脂ホース製造の伊メルレット・グループを買収したと発表した。ホース事業の幅を拡充する狙い。買収金額は明らかにしていない。

メルレットは1952年の設立。軟質熱可塑性樹脂ホースの有力メーカーで、イタリアとスイスに計3工場を展開している。欧州12カ国に販売拠点を持つ。従業員数は約500人。

コンチネンタルはゴム製ホースの有力メーカーで、現在、ホースメーカーから産業用ホースの総合的なシステムとソリューションのサプライヤーに成長することを目指している。メルレットの買収により、農業、建設、輸送、食品産業など向けに、ゴム製と樹脂製のホースを幅広く提供できるようになった。また、欧州でのプレゼンスを強化した。