Ifo経済研究所が11月26日に発表した独製造業の11月の輸出期待指数はマイナス1.7となり、前月の同マイナス1.4を0.3ポイント下回った。同指数の低下は2カ月ぶり。前月は前々月のマイナス5.3から大きく改善していたが、再び悪化した。
Ifoは月例の企業景況感指数調査の一環でメーカー約2,300社を対象に今後3カ月の輸出見通しを質問。メーカーは「増加する」「横ばい」「減少する」のなかから1つを選んで回答する。「増加」回答の割合から「減少」回答の割合を引いた数が輸出期待指数となる。
同指数は5月までプラスの領域にとどまっていたが、6月にマイナスへと転落。その後は11月まで6カ月連続でマイナスが続いている。
11月は化学業界で輸出期待指数が特に振るわなかった。自動車、金属もマイナスとなっている。一方、電算機器/電子・光学製品と食料品では増加が減少を上回った。