EU統計局ユーロスタットが12日に発表したユーロ圏の10月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比0.5%の低下となり、2カ月連続で低迷した。前月は速報値で0.1%の上昇となっていたが、0.1%の低下に下方修正された。(表参照)
分野別では中間財が0.6%、耐久消費財が1.9%、非耐久消費財が0.4%の上昇となったが、資本財が2%、エネルギーが0.7%の幅で落ち込んだ。
EU28カ国ベースの鉱工業生産指数は0.4%低下。主要国はドイツが1.5%、イタリアが0.3%、スペインが0.4%のマイナスだった。フランスは0.5%、英国は0.1%の幅で伸びた。
前年同月比ではユーロ圏が2.2%、EUが1.7%のマイナスとなり、下げ幅はそれぞれ前月の1.8%、1.2%から膨らんだ。