仏ヴァレオの自律配送ロボ車両、CES2000で公開

仏自動車部品大手のヴァレオは5日、米ラスベガスで1月7日から10日まで開催される家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES

2020)」で、自律型の電動配送ロボット車両「ヴァレオeDeliver

4U」を公開すると発表した。中国のフードデリバリー大手である美団点評(Meituan

Dianping)と共同開発したもので、ヴァレオ独自の認識システムにより自動でルートを検知して走行する。都市部の配送におけるゼロ・エミッションへの貢献が期待される。

「eDeliver

4U」は全長2.8メートル、全幅1.2メートル、全高1.7メートル。48ボルトの電気駆動システムを搭載し、最高時速は12km/h、最大航続距離は約100キロメートル。1回の配送で最大17食分を運搬できるという。「目」や「耳」として、自動車用のライダー(LiDAR)スキャナー「SCALA」4基をはじめ、フロントカメラ1台、魚眼カメラ2台、レーダー装置2基、超音波センサー6個を搭載し、専用ソフトと人工知能(AI)で制御される。

採用されている技術プラットフォームはモジュラー式で、都市型のニューモビリティから既存の自動車、自律型ロボットにまで応用が可能という。

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