ブリヂストンはこのほど、ポーランド中部のポズナニに持つタイヤ工場の拡張工事を開始した。圧延と加硫の工程を行う施設を新設し、工場の生産能力を日産4万個まで引き上げる。施工はオーストリアの建設大手シュトラバグが行う。今年8月までの完成を見込む。
ブリヂストンは同工場で乗用車用ラジアルタイヤを生産し、独ダイムラーのメルセデス・ベンツ、BMW、フォルクスワーゲン(VW)に供給している。
同社は2017年にポズナニ工場のほか、トラック・バス用タイヤを生産する同国のスタルガルト工場、乗用車用ラジアルタイヤを生産するスペインのブルゴス工場の増強を発表していた。総額2億6,600万ユーロを投じ、2022年までに完成させる計画だ。