アゼルバイジャン国営石油会社ソカールは23日、ロシアの民間石油大手ルクオイルと、アゼルバイジャン領カスピ海のオフショア鉱区での3つの探査事業で協力する覚書を交わした。同覚書は21日~24日に開かれた世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)で調印された。
対象の鉱区はカスピ海のナヒチェバン、グバ、ゴシャダシュの3つ。このうちナヒチュバンは推定埋蔵量が石油1億1,000万トン、天然ガス850億立方メートルで、投資額は20億ドルに上る見込み。ゴシャダシュは沖合15キロメートル、水深50メートルの浅海に位置する。
両社は2018年9月にゴシャダシュ鉱区の探査協力で合意していた。