独化学2社、電池量産用接着ソリューションを開発

独化学大手のヘンケルとコベストロは2日、シリンダー型のリチウムイオン電池セルを樹脂ホルダーに効率的に接着するソリューションを共同開発したと発表した。電池モジュールの生産コストが低減することから、電動車の価格低下につながるとしている。

ヘンケルの紫外線(UV)硬化型接着剤と、コベストロのUV透過型ポリカーボネートブレンド体を利用する。接着剤をつけたセルをUV透過型ポリカーボネートブレンド体に接合したうえで紫外線を照射すると、5秒未満で接着剤が固まる。従来の製法では接着剤が固まるまでに数分~数時間かかり、生産効率が悪いという問題があった。

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