EU統計局ユーロスタットが10日に発表した2019年10~12月期の域内総生産(GDP)の最新統計によると、ユーロ圏のGDP伸び率は前年同期比1%となり、既報値の0.9%から0.1ポイント上方修正された。前期比の伸び率は0.1%で変わらず。EU27カ国ベースの伸び率は前期比0.2%、前年同期比1.2%で、前期比は0.1ポイントの上方修正となった。(表参照)
ユーロ圏の前期比の成長率は、前期の0.3%を0.2ポイント下回り、13年1~3月期以来の低水準。フランス、イタリア、ギリシャ、フィンランドがマイナス成長に転落した。
分野別では個人消費が0.1%増、輸出が0.4%増で、伸び率はそれぞれ前期から0.4ポイント、0.2ポイント縮小した。設備投資は4.2%増となり、前期の3.8%減から好転した。