ルフトハンザが95%減便、フランクフルト空港の滑走路を駐機場に

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて航空業界が業務の大幅縮小へと追い込まれている。多くの国が入国制限を導入し乗客も激減しているためで、ルフトハンザドイツ航空は19日、グループの運行便数を当面、95%削減することを明らかにした。フランクフルト国際空港は北西滑走路を23日から、一時閉鎖する。

ルフトハンザグループでは伊エア・ドロミティが18日、オーストリア航空が19日でそれぞれ運航を全面停止した。スイス・インターナショナル・エアラインズ(SWISS)は短距離・中距離便を大幅に削減する。また、長距離便は米ニューアーク線を週3便運航するにとどめる。

ルフトハンザ本体は短距離便を一段と削減。ハブ空港であるフランクフルト、ミュンヘン、チューリヒ発着の欧州域内線は主要都市行きのものに制限する。また、ミュンヘン発着の長距離便はすべて停止しフランクフルト発着便へと一本化する。

これらの措置に伴い同グループの機材763機のうち700機の運航を当面、見合わせる。フランクフルト国際空港の北西滑走路を駐機場として利用する。

同空港の運営会社フラポートは職員およそ2万2,000人のうち1万8,000人の操業時間を短縮する。

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