電機メーカーの8割でサプライチェーンに支障

新型コロナウイルスの感染拡大が響きドイツの電機メーカーの80%でサプライチェーンに支障が生じていることが、独電気電子工業会(ZVEI)の会員企業アンケート調査で分かった。11%が「大きな支障ないし寸断」と回答。残り69%は「軽度の支障」だった。

「新型コロナ危機の発生前に比べて新規受注が減少した」企業は55%に上った。

売り上げの減少率予想では平均値が14%に上った。近い将来に減収分を取り戻せるとみる企業はわずか3%で、97%は近い将来に取り戻せるのは減収額の半分以下だと答えた。

コロナ危機からの「出口戦略」のスタートが遅れた場合の影響としては、59%が「生産・サプライヤーチェーンが長期的に打撃を受ける」と回答。「投資を削減する」は約70%に上った。

「新型コロナ危機対策として政府が実施する支援策として特に効果があるのは次のどれですか」との質問では、「操短手当」が99%と最も多かった。これに「税負担の軽減」(80%)、「融資」(34%)、「民事再生手続き」(31%)、「補助金」(27%)、「融資保証」(11%)、「出資」(2%)が続いた。

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