英JLR、電動車を含むサブスクサービス「Pivotal」を導入

英高級車メーカーのジャガーランドローバー(JLR)は2日、電動車を利用できる新たなサブスクリプション(定額利用)サービス「Pivotal」を国内で導入すると発表した。月額制で、利用料金には保険料、自動車税、メンテナンス費用などが含まれる。サブスクリプションサービスは今後の利用拡大が見込まれており、PivotalはJLRブランドを体験する「入口」になると期待される。

Pivotalでは完全電気自動車(EV)の「ジャガー・Iペース」をはじめ、「レンジローバー・イヴォーク」と「ランドローバー・ディスカバリー・スポーツ」のプラグインハイブリッド(PHV)モデルをラインナップする。また、SUV「ジャガー・Fペース」や「ランドローバー・ディスカバリー」、「ランドローバー・ディフェンダー」、「レンジローバー・スポーツ」の最新モデルも選択できる。乗り換えは6カ月ごとにできる。

JLRによると、ドライバーの18%は自家用車を所有するよりもサブスクリプションサービスの利用を好む。今後、同サービスの売上高は欧米市場で2025年までに新車販売全体の10%にあたる1,600万台分にまで拡大すると予想される。Pivotalの試験運用の段階では、申込者の80%がそれまでJLRモデルを購入した経験が無く、同社では新たな顧客ーの開拓に有効とみている。

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