米フォードの次世代「Sync」、ナビシステムでトムトムと提携

米自動車大手のフォードは3日、蘭デジタル地図サービス大手トムトムのリアルタイム道路情報サービスをインフォテインメントシステム「Sync」の次世代バージョン「Sync4」に採用する複数年の契約を締結したと発表した。コネクテッド機能を通じてナビゲーション地図を常時更新し、渋滞の事前予測などを可能としている。Sync4はまず、完全電気駆動SUV「マスタング・マッハE」に標準装備し、ピックアップトラック「F-150」の新モデルにもオプション提供する。

フォードによると、Sync4は従来の2倍の計算速度を持つ。トムトムの車載デバイスが搭載した数百万台の自動車を通じて1日に集計される7,000万時間分の走行記録などをもとに、ナビゲーション地図を30秒ごとに更新。渋滞の事前予測など、ドライバーに最新の交通状況を反映した道路情報を提供する。

Sync4は音声認識機能を備えており、地図データの検索や携帯電話の操作、メール・SNSの利用などが音声で行える。

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