JLR、自動運転車の乗り物酔い軽減技術を開発

英高級車メーカーのジャガーランドローバー(JLR)は6日、自動運転車で乗り物酔いを起こさないようにするソフトウエア技術について発表した。乗り物酔いを招きやすい運転操作について自動運転車に「学習」させ、アクセルやブレーキ操作、操舵を最適化するもので、これにより乗り物酔いを60%軽減できるという。

JLRは同ソフトの開発に際し、コーナリングや加速、停止など様々な運転操作による「乗り物酔いの要因」を点数化した「ウェルネス・スコア」を設定した。これは合計で2万マイルにのぼる仮想上および実際のテスト走行のデータを元に計算したもので、同スコアをソフトに実装することで自動運転車は乗り物酔いを防ぐ最適な走行ができるようになる。

JLRは同技術をアダプティブ・クルーズコントロール(ACC)や車線逸脱防止装置などの先進運転支援システム(ADAS)の開発にも役立ていく方針だ。

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