独エネルギー水道産業連合会(BDEW)は8日、国内の電動車用チャージポイントの数が5月時点で約2万7,730カ所に達し、前年同月の約1万7,400カ所から59%増加したと発表した。急速充電機は全体の約14%を占める。BDEWは電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)の国内登録台数が28万台であることを指摘。現在のチャージポイント数はEV・PHV44万台の充電ニーズに相当するとして、充電インフラの規模は実需を上回っていると強調した。
チャージポイント数が最も多い都市はミュンヘンで、1,185カ所(前年同月762カ所)に上った。これにハンブルクが1,096カ所、ベルリンが1,052カ所で続いており、3大都市がトップ3を占める。4位のシュツットガルトは423カ所と差が大きい。
州別ではミュンヘンを州都とするバイエルンが6,353カ所で最も多かった。2位バーデン・ヴュルテンベルクは77%増の4,950カ所と大きく伸びた。3位以下はノルトライン・ヴェストファーレン(4,476カ所)、ニーダーザクセン(2,501カ所)、ヘッセン(1,866カ所)の順で続いている。