自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は7月28日、人件費の削減策で従業員代表の事業所委員会と大枠合意したと発表した。新型コロナ危機に伴う経営環境の悪化を受けた措置。従業員は協力の見返りとして2030年まで雇用を保障される。今後は本合意に向けて詳細を詰めていく。
合意内容は◇10月1日から1年間、管理と研究・開発部門の勤務時間を週2時間、減らし、給与支給額もその分、削減する◇会社の業績に連動して支給する一時金を今年は見送る◇労働組合との取り決め基づく追加支給金を来年は有給休暇に切り替える――の3点。