Ifo経済研究所は4日、独自動車業界の先行き見通しが一段と改善していることを明らかにした。今後6カ月の見通しを示す期待指数(業績「改善」を予想する企業の割合から「悪化」を予想する企業の割合を引いた数値=DI)は前月の26.9ポイントから43.7ポイントへと16.8ポイント上昇。2カ月連続で大きく伸びた。輸出見通しに関する指数も17.3ポイントから40.8ポイントへと大幅に上昇している。
一方、現状は依然として厳しい。現状判断を示す指数はマイナス81.9ポイントからマイナス65.5ポイントへと上昇したものの、現状を「悪い」とする企業が圧倒的に多い。雇用計画に関する指数は1.1ポイント増のマイナス53.3にとどまった。
新規受注に関する指数は52.2ポイントから63.2ポイントへと改善した。受注残高に関する指数も13.3ポイントから25.5ポイントへと上昇。生産見通しに関する指数は48.8ポイントから50.6ポイントへと増加し、3カ月連続で改善した。