企業景況感4カ月連続で改善

Ifo経済研究所が25日発表した8月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は92.6となり、前月から2.2ポイント上昇した。同指数の改善は4カ月連続。現状判断を示す指数と今後6カ月の見通しを示す期待指数がともに増加しており、Ifoのクレメンス・フュスト所長は「ドイツ経済は回復軌道上にある」と明言した。

現状判断指数は前月の84.5から87.9へと3.4ポイント増加。期待指数も0.8ポイント増の97.5へと上昇した。

景況感を部門別でみると、製造業は4カ月連続で改善した。現状判断が特に大きく上昇。期待指数もこれまでに引き続き増加した。

サービス業では現状判断と期待指数がともに上昇。特に現状判断の伸びが大きかった。

流通業は現状判断がやや改善、期待指数が横ばいで、景況感は緩やかな改善にとどまった。卸売業では悪化した。

建設業の景況感指数は4カ月連続で上昇した。現状判断と期待指数がともに改善している。ただ、先行きを悲観する企業は楽観する企業を依然として大きく上回っている。

上部へスクロール