電動アシスト自転車を少なくとも1台、保有する世帯の数は今年初時点で430万世帯に達し、5年前(2015年初頭)の同150世帯から約3倍に拡大したことが、連邦統計局の発表で分かった。11.4%の世帯が保有している。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて4月以降、需要が急速に増えていることから、普及率は今後さらに上昇する見通しだ。
普及率が最も高いのは収入の主な稼ぎ手が65~69歳の世帯で、16.0%に上った。これに55~64歳と70~79歳の世帯がともに14.2%で続いており、高年齢世帯が全体をけん引している。45~54歳の世帯は9.0%と全体の平均を下回った。
電動アシスト自転車を保有する世帯のうち保有数が1台の世帯は65.6%と全体のほぼ3分の2を占めた。2台は33.1%で、3台以上は1.3%にとどまった。
自転車(電動アシスト自転車を含む)の保有世帯数は約2,990万世帯で、世帯普及率は78.8%だった。