自動車の排気系部品や暖房システムを製造する独エーベルスペッヒャー は、本社のあるエスリンゲンの自動車用暖房機器工場を2021年末で閉鎖する。同工場の生産はポーランドに移管する計画。独業界紙『オートモビルボッヘ』(10月2日付、電子版)が報じた。エーベルスペッヒャーは、同紙の取材に対し、当該計画を認めている。工場の閉鎖により影響を受ける従業員約300人の処遇についてはすでに労使合意しており、従業員の受け皿会社を設立する方針という。研究開発や管理、販売に携わる従業員約1,000人は引き続き、エスリンゲンに残る。同社は世界80拠点(うち、ドイツ11拠点)に従業員約1万人を抱えている。