フランクフルトがコロナ規制強化

独フランクフルト市当局は6日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた措置の強化方針を取り決めた。新規感染者数が急速に増え、危険水準に近づいていることに対応。マスク着用義務の拡大や飲食店の営業時間制限を9日から実施した。差し当たり18日まで実施する見通しだ。

住民10万人当たりの直近7日間の新規感染者数が50人を超えた地域は国(連邦)と州の合意で「コロナ危険地域」に指定することが取り決められており、感染防止策を強化することが義務付けられている。フランクフルトは6日午後の時点で同49.2人(市保健局のデータ)を記録。8日には59人に達した。

市当局はこれを踏まえ、◇飲食店の深夜営業を禁止する◇ツァイルやゲーテ通りなどのショッピング街でマスクの着用を義務化する◇道路や広場、緑地など公共の場での飲酒を禁止する◇誕生日会や結婚式など私的な催しの参加者数をこれまでよりも大幅に制限する――などの措置を導入した。飲食店の営業禁止時間は当初22時~6時としていたが、同じく危険地域となった隣接のオッフェンバッハ市が閉店時間を23時としたことから、足並みをそろえるために23時~6時へと変更した。

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