国内発電に占める製造業の割合が拡大、19年は13.8%に

独製造業の2019年の発電量は534ギガワットだったことが、ドイツ連邦統計局の16日の発表で分かった。国内発電総量に占める割合は13.8%で、前年から1.2ポイント拡大。08年に比べると5.2ポイントも上昇した。統計の捕捉対象は発電能力1メガワット以上の施設。風力発電と太陽光発電は含まれていない。

製造業の発電に占める割合が最も高い電源は天然ガスで、50.0%に達した。08年は35.9%にとどまっており、14ポイント以上、上昇した。二酸化炭素(CO2)の排出量が特に多い褐炭・石炭は25.4%から11.6%へと激減している。

発電量が最も多かった業界は化学で、シェアは29%に上った。これに金属製造・加工が19%、製紙が13%で続いた。

上部へスクロール