コンチネンタル―ライダー技術の米エーアイに出資―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は10月27日、レーザー光を用いた距離測定技術であるライダー(Lidar)の米スタートアップ企業、エーアイ(AEye)に過半数未満の出資を行うと発表した。エーアイが持つ遠距離領域のライダー技術を2024年末から量産化する計画。出資額は明らかにしていない。

ライダーはカメラ、レーダーとともに自動運転技術の実現に欠かせないセンサー。コンチネンタルは近距離領域のライダー技術を持っており、同技術を高級車メーカー向けに今年末から量産化する計画だ。エーアイの技術はコンチネンタルのライダーを補完することになる。

エーアイのライダーでは300メートル以上離れた車両と、200メートル以上離れた人物を検知できる。また、レンガのような小さく反射光の弱い物体でも最大160メートルの距離まで検知するできる。

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