独鉄鋼業界団体シュタールが12月18日発表した11月の国内粗鋼生産高は前年同月比14.8%増の337万6,000トンとなり、上げ幅は前年の3.1%を大きく上回った。増加は2カ月連続。高炉鋼が15.1%増の225万2,000トン、電炉鋼が14.1%増の112万4,000トンとともに拡大した。銑鉄は20.4%増の209万4,000トンとなり拡大に転じた。熱間圧延鋼材は3.2%増の268万1,000トンだった。
1~11月の粗鋼生産高は3,252万1,000トンで、前年同期を11.6%割り込んだ。高炉鋼が14.9%減の2,170万トン、電炉鋼が4.0%減の1,078万1,000トンとともに縮小している。銑鉄は13.9%減の2,023万1,000トン、熱間圧延鋼材は11.6%減の2,832万トンだった。