中国のスマートフォン大手テクノモバイルは19日、トルコで生産を開始する計画を明らかにした。イスタンブールに設置した工場から国内、欧州市場向けに製品を供給する。投資額は2,500万ドル。3月の生産開始を見込む。
テクノモバイルは携帯電話大手の伝音控股の子会社で、昨年にトルコに進出した。12月にトルコ市場向けの3つのモデルを発表したほか、現地生産に向けた協議を地元企業と開始していた。
テクノモバイルはスマホメーカーとして世界10位に入る。アフリカや南アジアの市場で大きなシェアを握るほか、英サッカープレミアリーグのマンチェスターシティのスポンサーとなっている。
中国の携帯電話メーカーは近年トルコに相次いで進出している。同国では2018年に華為技術(ファーウェイ)、小米科技(シャオミ)、オッポ、19年末に家電大手TCLがスマホ製品の販売を開始した。昨年末にはオッポがイスタンブールに工場用地を取得したほか、華為もトルコでの生産を検討していると報じられている。