スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズが3日発表した1月の世界販売は5万9,588台と前年同月から30.2％増加した。販売増加は7カ月連続。中国が90％強の成長を記録して全体をけん引した。車種別では引き続き、SUVの「XC40」、「XC60」、「XC90」の3モデルが好調で、全体の71％を占めた。電気自動車（EV）やプラグインハイブリッド車（PHV）など充電可能な車種の専門ブランド「リチャージ」の販売は前年同月比で2倍以上に拡大し、世界販売の23％、欧州販売でも41％を占めた。
1月の販売台数を地域別にみると、中国市場は前年同月の新型コロナの影響から大きく回復し、91.3％増の1万9,160台に拡大した。「XC40」やセダンモデルの「S60」が特に好調だった。主力の欧州は9％増の2万4,857台に拡大。米国も「XC90」などSUVモデルがけん引し、32.4％増の8,151台に急伸した。その他の地域（7,420台）も9.6％増と好調だった。 モデル別では、「XC40」の1万7,770台を筆頭に、「XC60」（1万7,053台）、「XC90」（7,564台）のSUVが順調に販売を伸ばした。