露エドテック企業スカイン、評価額1.3億ドルに

ロシアのエドテック企業、スカイン(Skyeng)の評価額が1億ドルを大きく上回っているもようだ。ロシア版『フォーブズ』がこのほど伝えたもので、同金額は同国の投資会社バリング・ボストークが2018年1月の資金調達時に行った評価に基づく。関係企業は詳細について明らかにしていない。同誌はスカインが今年10月にバリング・ボストークおよびウィンターキャピタルから新たな資金調達に成功したと報じていた。

スカインは今年、利用者数が倍増したと発表している。フォーブズの今年2月時点のランキングでは同国のIT・インターネット関連企業中13位で、その際の評価額は1億3,000万ドルだった。19年は評価額1億900万ドルで14位。18年1月時点では評価額1億ドルだった

スカインは2012年の設立。教師1万5,000人、受講者12万人を抱え、年間売上高は15億ドルに上る。インターファクス通信によると、ロシアのオンライン教育市場の規模は2019年時点で450億から500億ルーブル(5億5,040万ユーロ)とされる。

ウィンターキャピタル(モスクワ)のパートナーの一人は富豪として知られるウラジーミル・ポターニン氏。バリング・ボストークはロシアを代表するプライベートエクイティファンドで、創業者の米国籍のマイケル・カルベイ氏は昨年不正行為を理由として逮捕されている。(1RUB=1.38JPY)

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