欧州商用車販売、1月は7.2%減少 1/5

欧州自動車工業会(ACEA)は24日、欧州連合(EU)(マルタを除く26カ国)における2021年1月の商用車新車登録が14万1,462台となり、前年同月に比べ7.2%減少したと発表した。すべてのカテゴリーで販売が減少したが、全体の80%以上を占める小型商用車の減少の影響が大きかった。主要国では、フランス(5.7%増)が増加したものの、スペイン(29.3%減)、ドイツ(17.1%減)、イタリア(6.7%減)は前年同月を下回った。

カテゴリー別では、3.5トン以下の小型商用車が前年同月比7.1%減の11万6,177台と低迷した。主要国では、フランス(7.4%増)が唯一、前年同月を上回った。

3.5トン超の中・大型トラックは、前年同月比5.8%減の2万2,795台だった。主要国では、イタリア(8.5%増)で唯一、販売が伸びた。16トン以上の大型トラックは、前年同月比3.3%減の1万9,227台。中東欧(EU12カ国)が8.7%増の4,087台と好調だったが、西欧のEU14カ国は6.1%減の1万5,140台にとどまった。なお、主要国では唯一、イタリア(8.7%増)が前年同月を上回っている。

バスは、前年同月比24.1%減の2,490台だった。主要4カ国では、スペイン(60.0%減)、ドイツ(27.3%減)、フランス(13.1%減)が2ケタの落ち込みだった。イタリア(4.0%減)は他の主要国に比べ、減少幅が小幅にとどまっている。

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