独フォルクスワーゲン(VW)グループ傘下のチェコ自動車最大手シュコダ・オートは1日、SUVの累積生産台数が200万台を突破したと発表した。200万台目となった記念車両は本拠地であるムラダー・ボレスラフ工場で生産されたコンパクトSUV「カミック」で、同モデルとしては25万台目となる。SUVは世界的に販売が好調で、「コディアック」、「カロック」、「カミック」の3モデル合計で2020年の総生産台数の約4割を占めた。
シュコダは2009年に同社初のSUVモデル「イエティ」の生産を開始し、17年末までに68 万5,500台を出荷した。17年に市場投入した「コディアック」はこれまでに約59万3,600台、「カロック」は約45万4,800台を生産した。「カミック」は同社最小のSUVモデルとして19年に生産を開始した。
SUVモデルは国内のムラダー・ボレスラフおよびクヴァシニ工場のほか、中国、ロシア、インド、ウクライナ、スロバキアでも生産されている。ムラダー・ボレスラフ工場では昨年、シュコダ初の電気自動車(EV)となるクロスオーバーSUV「エンヤクiV」の生産を開始した。これまでに約1,100台を出荷している。