仏ダノンが会長兼CEOを解任、業績不振で

仏食品・飲料大手ダノンは15日、取締役会がエマニュエル・ファベール会長兼最高経営責任者(CEO)の解任を決めたと発表した。株主から業績不振への責任を問う声があがっていることを受けたもので、ファベール氏は同日付で解任された。

ファベール氏は2014年にCEOに就任。17年から会長も兼任していた。同氏をめぐっては、ダノンの業績がコロナ禍に直面する中で、ライバルのネスレなどと比べて悪く、株価が下落しているとして、米、英のファンドなど一部の株主が交代を求めていた。

取締役会はジル・シュネップ取締役(仏電機機器大手ルグランの元CEO)を暫定会長に指名。同氏の主導で新CEOに人選など新経営体制の構築を進める。

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