ポーランドのバス製造大手ソラリスは23日、チェコ東部オストラバの公共交通会社DPOから電気バス「ウルビーノ12エレクトリック」を24台受注したと発表した。電気バスをチェコに供給するのは初めて。DPOにはこれまでに、圧縮天然ガス(CNG)バス、排出ゼロのトロリーバスなど400台超のバスを納品している。
「ウルビーノ12エレクトリック」は、DPO向けに総出力が90キロワット時の自社製高出力バッテリーを搭載する。投入される路線で頻繁かつ短時間での充電が必要になることを想定した特別仕様となる。ソラリスは車両に加え、通常のプラグイン式充電スタンド4基および、パンタグラフ式充電システム4基も提供する。
DPOはディーゼル車から電気バスへの転換を進めるため、このたび初の入札を行った。騒音レベルが非常に低く有害物質を排出しない電気バスの導入により、排出量削減とともに住民の生活の質向上につなげる。