ユーロ圏生産者物価、2カ月連続で上昇

EU統計局ユーロスタットが8日に発表したユーロ圏の2月の生産者物価(建設業を除く)は前年同月比1.5%の上昇となり、2カ月連続で伸びを記録した。12月まで17カ月連続でマイナスとなっていたが、原油価格の上昇などに伴い、プラスに回復した。(表参照)

1月は速報値で横ばいとなっていたが、プラス0.4%に上方修正された。2月の生産者物価を分野別でみると、エネルギーが2.3%上昇と、前月の0.6%下落からプラスに転換。中間財の上げ幅が1.0%から2.4%に拡大した。資本財、耐久消費財も上昇し、マイナスとなったのは非耐久消費財だけだった。

EU27カ国ベースの生産者物価は1.7%上昇。主要国はドイツが1.4%、フランスが1.8%、イタリアとスペインが0.7%の幅で伸びた。

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