ロシア新車販売、第1四半期は2.8%減少 1/2

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は6日、同国の2021年第1四半期(1~3月)の新車販売(乗用車・小型商用車)が38万7,322台となり、前年同期に比べ2.8%減少したと発表した。

第1四半期の新車販売のうち、SUVは18万3,266台(同47.3%)と全体の半数近くを占めた。小型トラックは2万1,263台(市場シェア:5.5%)、ピックアップは1,784台(同0.5%)、電気自動車(BEV)は204台だった。

3 月単月の新車販売は、前年同月比5.7%減の14万8,676台だった。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するためのロックダウン(都市封鎖)は昨年4月から実施されており、昨年3月はロックダウンによる営業制限の影響がなかった背景がある。

自動車製造業者委員会(AMC)のトーマス・シュテルツェル会長は今後の市場動向について、「新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な感染拡大)による営業制限の影響を受けた自動車業界にとって最悪の月との比較になるため、今後数カ月は状況が改善し、市場が回復に向かうのは明らかだ」との見解を示している。

上部へスクロール