豊田織機、蘭に自動物流機器制御システム開発の新会社設立

豊田自動織機は20日、自動物流車両・機器の統合制御システムを開発する新会社をオランダに設立したと発表した。同システムはグループ各社が個別に開発してきたが、電子商取引の普及などで荷量が急増し、物流分野での自動化が進む中、新会社に一元化し、汎用性が高い共通システムの開発を進める。

新会社「ティーハイブ(T-Hive)」はヘルダーラント州エーデに設立された。資本金は500万ユーロ。

豊田織機はグループ各社が蓄積してきた自動運転フォークリフト、無人搬送車、自律移動搬送ロボットなど自動物流車両・機器の制御システムのノウハウ、関連ソフトウェアを新会社に持ち寄り、汎用性が高く、数十~数百台規模で効率的に制御できる新システムを開発する。

さらに、新会社は物流ソリューションのソフト開発の中心となり、グループ各社に共通のソリューションを提供する。

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