ステランティスとフォックスコン、合弁設立で合意

欧米自動車大手のステランティスと台湾の電子機器大手、鴻海精密工業(フォックスコン)は24日、合弁会社モバイル・ドライブの設立について合意したと発表した。同合弁には、フォックスコンの子会社で携帯端末などを製造するFIHモバイルとステランティスが均等出資する。両社は当該計画について2021年5月18日、拘束力を持たない覚書(MoU)を締結していた。

モバイル・ドライブは、インフォテイメントやテレマティクス、クラウドサービスプラットフォームの開発に重点を置く。新しいデザインのスマートコックピットや、スマートなコネクテッドサービスを開発する計画。ソフトウエアの開発では、人工知能(AI)を基盤にしたアプリケーションやナビゲーション、言語サポート、電子商取引(eコマース)、決済サービスなどを視野に入れている。

また、モバイル・ドライブは将来的に、ソフトウエアや関連ハードウエアをステランティスだけでなく、他の自動車メーカーにも供給していく計画。

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