米自動車大手のフォードは18日、独ケルンのニールにある現行の完成車工場を電気自動車(EV)の生産拠点に刷新するための工事に着手したと発表した。2030年までに欧州で販売する乗用車を全て電気自動車(EV)にする同社の戦略の一環。2023年の完工後は、欧州における同社初のEV量産工場となる。
「ケルン電動化センター」と呼ばれる新工場は、高さ26メートル、幅25メートル、長さ100メートルの規模を持つ。2022年7月までに建屋部分を完成させ、その後最新の生産設備を導入する。
ニール工場は1931年に操業を開始した。すでに行われた旧工場の解体作業では5,000立方メートルの廃材が出たという。