ドイツ新車登録、9月は25.7%減少 1/3

ドイツ連邦陸運局(KBA)は10月5日、同国の2021年9月の乗用車新車登録が19万6,972台となり、前年同月に比べ25.7%減少したと発表した。1~9月の累計は、前年同期比1.2%減の201万7,561台だった。

9月の顧客別の内訳は、法人が全体の63.8%(前年同月比25.9%減)、個人は36.2%(同25.4%減)だった。

ブランド別では、ドイツ勢はスマート(23.0%増)とポルシェ(3.9%増)が前年同月を上回ったものの、その他は軒並み前年同月を下回った。中でも、ドイツフォード(51.3%減)、メルセデスベンツ(49.8%減)、MINI(45.0%減)は減少幅が大きく、アウディ(38.9%減)、フォルクスワーゲン(VW)(23.3%減)、BMW(18.7%減)も2ケタの減少だった。

国外ブランドでは、テスラ(157.8%増)とポールスター(108.7%増)が大幅に伸びている。DS(73.8%増)、サンヨン(12.7%増)も2ケタの増加だった。このほかは多くのブランドが前年同月を下回る中、ジャガー(60.7%減)、プジョー(49.2%減)、アルファロメオ(48.8%減)、シュコダ(47.5%減)、ジープ(41.2%減)の減少幅が大きかった。なお、9月の新車登録で最も市場シェアが大きかった国外ブランドは現代自動車(5.3%)だった。

日本勢は、スズキ(50.0%増)、レクサス(20.1%増)が2ケタ増となり、三菱自(2.1%増)も前年同月を上回った。日産(41.4%減)、ホンダ(20.6%減)、スバル(38.3%減)は2ケタの減少、マツダ(7.6%減)、トヨタ(5.2%減)も前年同月に比べ減少している。

■ 電気・ハイブリッド車は2ケタの増加

燃料別では、純粋な電気自動車(BEV)が前年同月比58.8%増の3万3万655台となり、市場シェアを17.1%に拡大した。ハイブリッド車も前年同月比11.3%増の6万159台と2ケタの増加となり、市場シェアで30.5%を確保した。うち、プラグインハイブリッド車は、前年同月比13.5%増の2万2,842台となり、市場シェアで11.6%を占めた。

ガソリン車は前年同月に比べ41.4%減少し、市場シェアを35.9%に落とした。ディーゼル車も前年同月に比べ53.9%減少し、市場シェアは15.9%に縮小した。

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