スウェーデン商用車大手のボルボ・グループは9月27日、バス部門のボルボ・バスが電気バス専用シャーシを採用した「ボルボBZLエレクトリック」を発売したと発表した。シングルデッカーとダブルデッカーの2タイプを用意し、コーチビルダーによる柔軟な車体設計を可能にしている。シャーシに用いる材料の90%以上はリサイクルが可能となっている。
シャーシの全長はシングルデッカーが11,815mm、ダブルデッカーが10,585mm。パワートレインには最高出力200kW、最大トルク1万9,000Nmの電気モーターを、シングルデッカーは1基または2基、ダブルデッカーは1基を搭載し、2速自動変速機と組み合わせている。リチウムイオン電池の容量は470kWh。充電出力はパンタグラフ方式のルーフ充電で300kW、コンバインド充電システム(CCS)で150kWとなる。
ボルボのコネクテッド技術である「ボルボ・コネクト」や、フリート事業者があらかじめ学校やバス停周辺における最高速度を設定できる「ゾーンマネジメント」機能を搭載している。